沖縄の記憶と神話が交錯する、現実と幻想の境界を旅する男のシュールで奇妙なロードムービー。
舞台は沖縄。主人公の男タルガニーは、ある日、友人から奇妙な依頼を受ける。それは、豚の頭を届けるというものだった。豚の頭を携え、沖縄の道を彷徨い始めるタルガニー。彼の旅の途中、キジムナーやユタといった沖縄の神話的存在や、過去の戦争の記憶が亡霊のように現れ、現実と幻想が入り混じっていく。高嶺剛監督が描く、色彩豊かでありながらも不穏な映像世界。言葉遊びや沖縄の風土が織りなす独特のリズムの中、観る者を摩訶不思議な世界へと誘う。これは単なる旅ではない。沖縄という土地が持つ記憶の深層を巡る、魂の彷徨の記録。
ネット上の声
- やなーだわけさー
- 「遂に映画はここまで来た」の謳い文句に間違いはない。新しい映画世界。傑作
- 「遂に映画はここまで来た」の謳い文句に間違いはない。新しい映画世界。傑作
- イメージ・フォーラムにて
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督高嶺剛
- 主演平良進