全5作品。アレクサンドルス・アントネンコが出演した映画ランキング

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場（MET）で上演される最新オペラ公演を映画館で上映する人気企画「METライブビューイング」2018～19シーズンの第1作。古代エジプトを舞台に、奴隷となったエチオピア王女の禁じられた恋を、アンナ・ネトレプコら豪華スターの共演で描いた「アイーダ」（18年10月6日上演）を収録。エジプトとの戦いに敗れ囚われたエチオピアの王女アイーダは、身分を隠したまま奴隷として暮らしながら、エジプトの将軍ラダメスと愛し合っていた。ラダメスに思いを寄せるエジプト王女アムネリスは、そんな2人の仲に気づき激しく嫉妬する。一方、アイーダの父であるエチオピア王アモナズロは再びエジプトに戦いを挑むが、敗れて捕虜となる。アイーダとラダメスの関係を知ったアモナズロは、娘を脅してラダメスからエジプト軍の進路を聞き出させるが……。

イギリスが世界に誇る名門歌劇場ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたバレエやオペラの演目を、映画館のスクリーンで上映する「英国ロイヤル・オペラ・ハウス　シネマシーズン 2018/19」の1作で、チャイコフスキーによるオペラ「スペードの女王」を収録。若い士官ゲルマンは伯爵家の娘リーザに恋をしているが、リーザにはエレツキー公爵という婚約者がいた。ゲルマンは身分違いの恋を成就させるため、賭け事に必ず勝てるという3枚のカードの秘密を、リーザの伯母である伯爵夫人から聞きだそうとするが……。ノルウェー出身の演出家ステファン・ヘアハイムによる演出で、ヘアハイムは舞台にチャイコフスキーを登場させ、描かれる悲劇と作曲家自身の不幸とを重ね合わせた。

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場（MET）で上演される最新オペラを映画館で上映する「METライブビューイング」の2015～16シーズン第2作で、ベルディ晩年の名作をブロードウェイの名演出家バートレット・シャーによる新演出で描く「オテロ」（15年10月17日上演）をスクリーン上映。15世紀末、ベネツィア共和国の支配下にあるキプロス島。トルコ軍を倒したムーア人の将軍オテロが、愛する妻デスデーモナのもとへ帰還する。しかしオテロに恨みを抱く旗手イアーゴは、デスデーモナがオテロの部下カッシオと密通しているという嘘をねつ造し、オテロを惑わせる。注目の若手マエストロ、ヤニック・ネゼ＝セガン指揮のもと、アレクサンドルス・アントネンコらスター歌手たちが息もつかせぬ音楽ドラマを繰り広げる。

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場（MET）で上演される世界最高峰のオペラを、上演からわずか数週間後に映画館でデジタル上映する「METライブビューイング」の2014～15シーズン第3作で、イギリスの名演出家リチャード・エアーが演出を手がけた名作オペラ「カルメン」（14年11月1日上演）をスクリーン上映。19世紀スペイン。セビリアに滞在する連隊の伍長ドン・ホセは、自由奔放なジプシーの女カルメンと出会う。幼なじみの婚約者ミカエラの存在がありながらカルメンに魅了されてしまったホセは、ケンカ騒ぎを起こして逮捕されたカルメンを逃し、営倉送りとなる。やがて出所したホセは、カルメンに近づきたい一心で、彼女の仲間であるならず者たちの一団に加わるが……。タイトルロールは、期待の新星アニータ・ラチベリシュビリ。

皇帝フョードル一世の死後、その兄ドミトリーを暗殺したとうわさされる摂政ボリス・ゴドゥノフが皇帝になる。しかし、ドミトリーに成り済ました修道僧のグレゴリーが反乱軍を結成。一方、ボリスは政治的に行き詰まり、国も荒廃し、さらにはボリスの精神は破たんしていき……。