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「アダプション ある母と娘の記録」で女性監督として初めてベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したハンガリーのメーサーロシュ・マールタ監督が、血のつながらない男と少女が築く、親子のようでいて親子ではない関係を描いたドラマ。
アメリカからハンガリーに帰国した根無し草のアンドラーシュは、放し飼いにされていた犬を気に入り、飼い主の少女から強引に買い取ってしまう。わだかまりを抱えたままの2人は、次第に親子とも言い切れない親密な関係を育んでいく。アンドラーシュの元恋人アンナは、そんな2人を気にかけるが……。
メーサーロシュ監督作の常連俳優ヤン・ノビツキがアンドラーシュを演じ、「気狂いピエロ」などで知られる名優アンナ・カリーナが、2人の関係に揺らぎをもたらす女性アンナを好演。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集 第2章」(2025年11月14日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国ハンガリー
- 時間109分
- 監督メーサーロシュ・マールタ
- 主演ヤン・ノヴィツキ
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仏内務省直属の秘密警察とギャング組織の、つながりと機構を一挙に露出して、仏、モロッコ両政府を揺るがす暗黒事件となった《ベン・メルカ事件》を素材に、架空の都市で謎の死をとげた愛人の死因を調べる女事件記者が刑事やギャングにまとわりつかれる。そして、暴力と殺戮と政治の世界が展開される架空の劇に彼女は如何にして解決をつけるか?製作はローマ-パリ・フィルムのジョルジュ・ド・ボールガール、監督・脚本は「カラビニエ」のジャン・リュック・ゴダール、原作はリチャード・スタークの小説“ザ・ジャガー”、撮影は「カラビニエ」のラウール・クタール、音楽はベートーヴェンとロベルト・シューマンから、またマルアンヌ・フェイスフルが自身で出演してローリング・ストーンズの“As tears go by”を歌う。編集はアニエス・ギュモが各々担当。出演は「アルファヴィル」のアンナ・カリーナ、ラズ口・サボ、「夜霧の恋人たち」のジャン・ピエール・レオー、その他イヴ・アルフォンソ、ジャン・クロード・ブイヨン、小坂恭子、マリアンヌ・フェイスフル、エルネスト・メンジェル、声だけのゴダールなど。イーストマンカラー・テクニスコープ。
ネット上の声
- A・カリーナのファッションに注目しよう
- ゴダールの挑発に翻弄されるアート作品
- どこがmade in usaか観れば分かるかな?
- 恐ろしい程退屈、政治は古くなる
サスペンス
- 製作年1967年
- 製作国フランス
- 時間85分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演アンナ・カリーナ
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「世界詐欺物語」の中の一編としてジャン・リュック・ゴダールが監督したものを単独で公開した短編映画。実際にイスラエルであったにせ金づくりの話を基に、貧乏人にほどこしをするためにせ金を作る女詐欺師の姿を描く。ゴダールは当初、実在の詐欺師に会ってインタビューし直接その人間の動機を探ろうと考えていたが、結局は完全なフィクションにしてしまい、スターを使って演出、真実とフィクションのありかを追求しようとした。脚本・台詞もゴダールが担当。出演は女主人公にジーン・セバーグ、ほかにシャルル・デネール、ラズロ・サボなど。ゴダール自身も画面に顔を出している。
- 製作年1964年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジーン・セバーグ