台湾で児童売春や人身売買が横行していた時代を背景に、娼館で働く人々の現実を描いた人間ドラマ。夢を捨て娼婦として生きる覚悟を決めた姉と、そんな姉がどこかで夢をかなえていると信じて探していた弟の再会と、彼らに待ち受ける運命を描いた。
歌手になる夢をかなえるため、祖母の反対を無視して台北へ出たフォンだったが、騙されて娼婦として日本に売り飛ばされてしまう。数年後、台湾に戻った彼女は、年老いた祖母が認知症を患っていることを知る。罪悪感に苛まれたフォンは、家に戻らず娼婦の仕事を続け、ひそかに仕送りをして贖罪に励むことにする。一方、フォンの弟ユーミンは警察官となり、台北でフォンを探していた。いつか売れっ子歌手になった姉と会えると思っていたユーミンは、娼婦になった姉と再会する。
映画「呪葬」などに出演したジーン・カオがフォン役を体当たりで演じ、製作総指揮や主題歌も担当。監督は、これが初長編作品となるブルース・チウ。
ネット上の声
- 昭和の、東映プログラムピクチャー二本立て興行の、エロ寄りの一本。
- ラストでは、ちょっと泣きそうに
- 姉さん探して花蓮→台北の警官に
- 生きて故郷に帰れない
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国台湾
- 時間100分
- 監督ブルース・チウ
- 主演ジーン・カオ