「自転車泥棒」のヴィットリオ・デ・シーカが監督した一九五一年度作品で、同年カンヌ国際映画祭においてグランプリを獲得した幻想的風刺劇。従来彼の協力者であったチェザーレ・ザヴァッティーニの原作『善人トト』から、デ・シーカ、ザヴァティニを中心にスーゾ・チェッキ・ダミーコ、マリオ・キアーリ、アドルフォ・フランチが協同でシナリオを書いている。撮影は、「揺れる大地」のG・R・アルド、音楽は「自転車泥棒」のアレッサンドロ・チコニーニの担当である。主演は「ローマの陽の下」のフランチェスコ・ゴリザーノ、舞台女優エンマ・グラマティカの他、ブルネラ・ボーヴォ、パオロ・ストッパ、グリエルモ・バルナーボで、多くは本映画のため特に起用された街の人々である。
ネット上の声
- 『靴みがき』『自転車泥棒』のような胸がキリキリ痛むようなネオレアリズモ作品とは違
- 鞄を置き引きされても、盗んだホームレスに鞄をあげてしまうトト。寒...
- プロレタリアートとブルジョアジーの対立を止揚する神の奇蹟なのです
- 嫌いなくせに何度も見てる「自転車泥棒」の監督作
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国イタリア
- 時間96分
- 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
- 主演フランチェスコ・ゴリザーノ