兵役を目前に控えた青年がワルシャワを彷徨う一日。自らの存在証明を求める、スコリモフスキの長編デビュー作。
1960年代、ポーランドのワルシャワ。青年アンジェイが兵役の召集令状を受け取った朝。入隊までの数時間、彼は街をさまよい、奇妙な人々との出会いと別れを繰り返す。断片的な会話とシュールな出来事の連続の中で、彼の過去と現在が交錯し、アイデンティティは揺らぎ続ける。自分は何者なのか、どこへ向かうのか。明確な答えのないまま、ただ時間だけが過ぎていく。青年の内面を長回しで捉えた、閉塞感と不安に満ちた青春の肖像。
ネット上の声
- スコリモフスキの若き才気がほとばしる!
- 実験的な作品。
- 老人の法螺話のくだりは、戦中に幼少期を過ごしたスコリモフスキの戦争世代に対する屈
- スコリモフスキが大学の実習で配布された短編制作用フィルムをつなぎ合わせて1本の長
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国ポーランド
- 時間76分
- 監督イエジー・スコリモフスキ
- 主演エルジュビェタ・チジェフスカ