「モナ・リザの失踪」「ブロンドの夢」等に出演したヴィリ・フォルストが監督に転向して後の第一回作品で、脚本もフォルスト自身が「モナ・リザの失踪」「ブロンドの夢」のワルター・ライシュの原案に基いて書卸したものである。主演するのはウィーンの舞台から来たハンス・ヤーライとブダペストの舞台から来たマルタ・エゲルトの二人で、ルイゼ・ウルリッヒ、オットー・トレスラー、ハンス・モーザー、ハンス・オルデン、等が助演している。撮影は「ガソリン・ボーイ三人組」「黒騎士」と同じくフランツ・プラナーの担任。なお、この映画にはフランツ・シューベルトの音楽を「今宵こそは」のウィリー・シュミット・ゲントナー編曲指揮の下に数多く取入れているが、その演奏にはウィーン・フィルハーモニー・オーケストラが特に当ったものである。
ネット上の声
- 19世紀の維納(ウィーン)を醸し出す戦前オーストリア映画のロマン主義
- う~ん素晴らしい(色々な意見について考察
- くだらない男、シューベルトの実像映画
- フランツくん、君もでしたか。
ヒューマンドラマ
- 製作年1933年
- 製作国ドイツ,オーストリア
- 時間88分
- 監督ヴィリ・フォルスト
- 主演ハンス・ヤーライ