ジャン・ジュネの「薔薇の奇跡」を原作にした刑務所での男同志の恋の物語〈ホモ〉、ロングアイランドで父親を射殺した後自殺した7才の少年の姿を描く疑似ドキュメンタリー〈ヒーロー〉、ある科学者の悲劇的な運命を50年代の白黒B級ホラー映画のスタイルで描く〈ホラー〉など、ストーリーも映像スタイルも異なる3つのパートが、まるでテレビのチャンネルを切り換えるように、入り乱れながら展開していく斬新な構成の作品。91年サンダンス・フィルムフェスティバル、ドラマ部門グランプリ受賞。監督・脚本は87年の中「スーパースターカレン・カーペンター物語」(未)で注目されたトッド・ヘインズ。製作はクリティーヌ・ヴァション、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェイムズ・シャマスとブライアン・グリーンバウム、撮影はマリース・アルヴェルティ、モノクロ撮影はバリー・エルスワース、音楽はジェームズ・ベネットが担当。16ミリで撮影され、35ミリにブロー・アップされて上映。
ネット上の声
- トッド・ヘインズの初期作 ジャンジュネの短編映画見た時と同じ感動があった てさぐ
- ホモ/ヒ-ロ-/ホラーの3パートからなる短編オムニバスみたいなもの
- 90年代Queer Cinemaムーブメント初期のトッドヘインズの鮮烈な監督デビ
- 仏の芸術映画のなかでも私が最も傾倒したオムニバス作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国アメリカ
- 時間85分
- 監督トッド・ヘインズ
- 主演スコット・レンデラー