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殺人犯が潜む夜行列車。見知らぬ男女が偶然同じ寝台個室に。一夜の旅が暴き出す、人間の孤独と疑心暗鬼。
ポーランドの夜行列車。海辺へ向かうその車内で、外科医の男と謎めいた女が、手違いで同じ一等寝台個室に乗り合わせる。ぎこちない空気が流れる中、列車は闇を突き進む。しかし、車内には妻殺しの容疑で追われる殺人犯が紛れ込んでいるという噂が広がり、乗客たちの間に緊張と猜疑心が生まれていく。互いの素性も知らぬまま、一夜を共に過ごす二人。彼らは無事に朝を迎えられるのか。閉鎖空間で描かれる、心理サスペンスの傑作。
ネット上の声
- 運動を剥奪され、陰惨な人間関係に空気が停滞しつつも疾走を続けていた列車の運動すら
- 何気なく5000レビューになるので、「傑作であること確実な本作」を超久しぶりに鑑
- 夜行列車内の人間模様をしっとり描いた文学的な映画
- 『尼僧ヨアンナ』のカヴァレロヴィチ作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国ポーランド
- 時間100分
- 監督イェジー・カヴァレロヴィチ
- 主演ルチーナ・ウィンニッカ
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湖上のヨットという閉鎖空間。一組の夫婦と見知らぬ若者。一本のナイフが、男たちのプライドをかけた危険なゲームの引き金に。
週末、ヨットでのクルージングを楽しむ裕福な夫婦、アンジェイとクリスチーナ。二人は道中、ヒッチハイクをしていた若い男を気まぐれにヨットへ招き入れる。広大な湖に浮かぶヨットという密室で、次第に緊張が高まる三人。夫アンジェイは若者に対して自らの経験と富を誇示し、若者は若さゆえの反抗心で彼を挑発。二人の男の間に漂う険悪な空気と、それを見つめる妻。やがて、一本のナイフをきっかけに、彼らの間のパワーバランスが崩壊。予測不可能な結末へと突き進む、心理スリラーの傑作。
ネット上の声
- 【クルージングに向かう裕福な知識階級の夫婦と突然現れたヒッチハイクの青年。彼らの閉塞したヨット上で過ごす2日間の感情の揺れ及び関係性の変遷をリアリズム溢れる描写で描き出していく作品。】
- ポーランド体制側・大人側の理不尽さ・手強さ・したたかさと、それに対抗できない無力な若人
- 倦怠と怠慢と嫉妬と・・・夫婦喧嘩は犬も食わない。
- 一見、いかにもヌーヴェルバーグですという感じ
サスペンス
- 製作年1962年
- 製作国ポーランド
- 時間94分
- 監督ロマン・ポランスキー
- 主演レオン・ニェムチック
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ヤン・ゲルハルトの小説Fire in Bieszczadyをエバ・ペテルスクとチェスワノ・ペテルスキーが共同で脚色・監督した戦争映画。撮影は「鉄十字軍」のミェチスワフ・ヤホダ、音楽は新人タデウシュ・バイルド。出演者は「夜行列車」のレオン・ニェムチック、ヴィエスラフ・ゴワス、新人ゾフィア・スワボショフスカ、ジスワフ・カルチェフスキーなど。
戦争
- 製作年1962年
- 製作国ポーランド
- 時間---分
- 監督エパ・ペテルスカ
- 主演レオン・ニェムチック