映画の黎明期、リュミエール兄弟より先に映像を動かしたドイツの兄弟がいた。ヴィム・ヴェンダースが描く、知られざる映画発明物語。
19世紀末のドイツ・ベルリン。映画史はフランスのリュミエール兄弟によって始まったとされる。しかし、その2ヶ月前、ベルリンで世界初の有料映画上映会を成功させた兄弟がいた。マックスとエミールのスクラダノフスキー兄弟。彼らは独自の映写機「ビオスコープ」を発明し、映像をスクリーンに映し出す夢を実現させた。映画の父となるはずだった彼らの栄光。しかし、より高性能なリュミエール兄弟の「シネマトグラフ」の登場により、その功績は歴史の影に。本作は、巨匠ヴィム・ヴェンダースが彼らの孫娘へのインタビューや再現ドラマを交え、歴史に埋もれた映画のパイオニアの情熱と挫折を詩的に描き出すドキュメンタリー。
ネット上の声
- 馬車でなんだか切なそうにカラーの現代を見るその景色が工事中で鳥瞰になるの色々と涙
- リュミエール兄弟よりも前に、ビオスコープを用いて映画を上映したスクラダノウスキー
- ドイツの映画発明者のエピソードを、サイレント映画で再現し、当時子供だった娘が回想
- スクラダノウスキーについてまったく知らなかったのでおもろくなくはなかったが、この
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国ドイツ
- 時間76分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ナディーネ・ビュットナー