殺人マニアの女の子と連続殺人犯人が繰り広げる“一風変わった愛の寓話”を描いたブラック・コメディ。全編に漂う奇妙なテイストとラストのオチが愉快。64年生まれの新鋭映画作家レブ・ブラドッグがフロリダ州立大学映画学科修士課程の卒業制作として91年に発表した30分の短編『Curdled』が世界各国の映画祭で数々の賞を受賞し(同年に東京で開催された第1回国際学生映画祭にも出品)、イタリアのミステリー映画祭で上映された際にゲストとして招かれていたクエンティン・タランティーノの目に止まり、彼がエグゼクティヴ・プロデューサーをつとめて長編化された。脚本はブラドックと彼の学生時代からの盟友のジョン・マースが、短編版に続いて執筆。製作はマースとポール・プイグ。撮影はスティーヴン・バーンスタイン、プロダクション・デザインはシャーマン・ウィリアムス、美術監督はウェンディ・マカロック、編集はマロリー・ゴッドリーブが担当。音楽はジョゼフ・ジュリアン・ゴンザレスがスコアを書き、ロックバンド〈ガンズ・アンド・ローゼス〉のギタリスト、スラッシュが挿入曲を2曲提供している。主演は短編版に続いて新星アンジェラ・ジョーンズ。短編版で彼女に惚れ込んだタランティーノは、自作「パルプ・フィクション」に同じ役で登場させている。共演は「フェア・ゲーム」のウィリアム・ボールドウィン、「男が女を愛する時」のバリー・コービンほか。
ネット上の声
- 陽気なラテン音楽とB級な雰囲気から南米の作品?と思ったらアメリカ作品だった
- タランティーノらしさを味わえる映画♪
- 少女時代の経験から殺人事件フェチに⁈
- 狂気な探究心・・・それでも美しい
サスペンス
- 製作年1996年
- 製作国アメリカ
- 時間89分
- 監督レブ・ブラドック
- 主演アンジェラ・ジョーンズ