スターリンの影響から未だ脱け出せない1950年代初頭のユーゴスラビアを舞台に、時代の波に翻弄される一家の姿を体制批判をこめて描いたヒューマンドラマ。家族に囲まれて幸せに暮らしていた少年マリック。ところが、父親が愛人にふと洩らした国政批判のせいで逮捕され、強制収容所に入れられてしまう。不思議がるマリックに対し、父親は出張中だとごまかす母親だったが……。1985年度、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。
ネット上の声
- クストリッツアの作品とは思えないほどコメディ要素のない不穏をはらんだ初期の作品
- クストリッツァ監督の長編2作目にしてパルムドール受賞作
- 生きる、どんな状況でも屈せず生き抜く
- 子供の視点から描くと大人の世界は滑稽
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国ユーゴスラビア
- 時間136分
- 監督エミール・クストリッツァ
- 主演モレノ・デバルトリ