ポルトガルの辺境、薔薇が咲き乱れる屋敷で繰り広げられる、母と息子の禁断の愛と破滅のオペラ。
舞台はポルトガルの陽光が降り注ぐ、孤立した薔薇園。そこで暮らすのは、美しき母マグダと、彼女を狂おしく愛する息子アルバート。二人の間には、常軌を逸した濃密な関係。ある日、一人の魅力的な青年フェルナンドが働き手として現れたことで、その歪んだ均衡は崩れ始める。母と息子、それぞれがフェルナンドに惹かれ、嫉妬と欲望の炎が燃え上がる。咲き誇る薔薇に彩られた楽園は、やがて愛憎渦巻く悲劇の舞台へ。映像美と官能が炸裂する禁断の物語。
ネット上の声
- モンテツマの遺作
- 確かレオス・カラックスのお気に入りだったはずの作品と記憶しているが、なるほどちょ
- 皆川博子先生の『薔薇密室』が大好きで、解説にてこの“薔薇の王国”が挙げれていたの
- 「愛と苦悩と死の儀式があなたの前頭葉を赤く染める」というコピーに惹かれて何年も前
- 製作年1986年
- 製作国ドイツ,ポルトガル
- 時間106分
- 監督ヴェルナー・シュレーター
- 主演マグダレーナ・モンテツマ