革新的手法と映画哲学によって数々の傑作を世に送り出しながらも2007年に49歳で急逝したドキュメンタリー作家・佐藤真が、重度の自閉症を抱えるアーティスト・今村花子さんと彼女を取り巻く家族の姿をとらえたドキュメンタリー。
京都府の南端に位置する大山崎町で両親や姉と暮らす今村花子さんは、夕食の残り物を素材にした「たべものアート」の作家だ。このユニークなアートの発見者である母・知左さんは、6年にわたって花子さんの作品を写真に撮り続けてきた。花子さんは毎日作業所に通い、週末には絵画教室や父・泰信さんとの外出を楽しむ。
繰り返される今村家の日常のなかで、毎日変わることなく「たべものアート」を作り続ける花子さんの姿を映し出す。2024年5月24日より開催の特集上映企画「暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE」にて4Kレストア版を上映。
ネット上の声
- 込められたメッセージをきちんと受け取れたか分からないけど、生きる幸せとはなんだろ
- よくここまで血も繋がってない人たち距離を縮めて、プライベートなもの含めいろんなも
- 絵について話すシーンの「この子のことが好きだからそう思うだけかもしれない」って言
- 作品作りの方はそれほどフューチャーされず、花子さんを中心に家族を捉えていくカメラ
ドキュメンタリー
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間60分
- 監督佐藤真
- 主演今村花子