全2作品。ヤオ・ヤンヤンが出演した映画ランキング

2013年・第66回カンヌ国際映画祭でカメラドール（新人監督賞）を受賞し、第14回東京フィルメックスでは観客賞を受賞したシンガポール映画。これが長編デビュー作となった30歳の若手監督アンソニー・チェンが、自身の少年時代を題材に、シンガポール人の一家とフィリピン人のメイドとの心の交流を描いた。1997年、シンガポール。共働きの両親とともに高層マンションに住む一人っ子のジャールーは、わがままなな振る舞いで問題児扱いされていた。そんな時、一家にフィリピン人のテレサが住み込みのメイドとしてやってくる。テレサに対して当初は心を開かなかったジャールーだったが、次第に2人の間には家族のような関係が築かれていく。一方、ジャールーの父親はアジア通貨危機による不況でリストラにあい、母親はテレサに対して嫉妬にも似た複雑な感情を抱き始める。

シンガポール伝統のステージパフォーマンス「ゲータイ（歌台）」。伝説的ゲータイ・シンガー、チェン・ジン・ランに憧れるリトル・パパイヤとビッグ・パパイヤは、ゲータイの歌手になることを夢見て、パパイヤ・シスターズと名乗り活動を始めるが……。2007年シンガポールのアカデミー賞外国語映画賞代表作品。監督は2004年「TIME」誌アジア版の「アジアのヒーロー20人」にも選ばれた鬼才ロイストン・タン。