ベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した「気狂いピエロの決闘」などで知られるスペインの異才アレックス・デ・ラ・イグレシアが、1993年に手がけた長編デビュー作。美しい者だけが社会を支配する近未来を舞台に、醜さゆえに迫害されてきた異端者たちが反逆する姿を、バイオレンスやブラックユーモアをたっぷり交えて描いた、アナーキーなSFアクションコメディ。
美しさが優先され、美しい者だけが権力を握る近未来。醜悪な容貌や障がいゆえに迫害され、虐待を受けてきた7人からなるテロリスト集団「アクション・ミュタンテ」は、社会に復讐を誓い、誘拐や略奪、殺人を繰り返していた。ある時、大富豪オルホの娘パトリシアの誘拐を企てた彼らは、パトリシアの結婚パーティに潜入し、居合わせた客を皆殺しにしてパトリシアを宇宙船へ拉致。身代金の引き換え場所である惑星に向かうのだが……。
スペインの名匠ペドロ・アルモドバルが製作を担当。日本では「未来世紀ミュータント」の邦題で映画祭上映されたほか、1994年に「ハイルミュタンテ! 電撃XX作戦」の邦題で劇場公開された。2024年、新たに「アクション・ミュタンテ」の邦題で、4K版でリバイバル公開。
ネット上の声
- そうだよね、ルッキズムを批判したいならハリウッドが助長した男根主義を茶化すのが手
- ブサイク軍団が美形に生まれた奴らに復讐する的なやつだけど、ノリが空振り状態で置い
- スパイ大作戦のテーマから始まり、出てくるのはおっさん、おっさん、デブ、汚いおっさ
- 俺たちのアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の長編デビュー作
アクション
- 製作年1993年
- 製作国スペイン
- 時間95分
- 監督アレックス・デ・ラ・イグレシア
- 主演アントニオ・レシネス