孤独な判事の息子と、浮浪児の少年と病弱なその妹の魂の交流を通じて、人間の尊厳、自由と辛福への希求、不正への抗議をうたったジュブナイル調のヒューマン・ドラマ。1885年に発表されたロシアの人道主義作家ウラジミール・コロレンコの中編小説『悪い仲間』(岩波文庫『悪い仲間・マカールの夢』に所収)を映画化した、旧ソ連出身の女性監督キラ・ムラートワの第5作。ペレストロイカ以前は不遇な創作活動を強いられたムラートワが「他の作品に比べて、さらに不運だった」と述懐するように、監督に無断でカットされたため、監督名を出すことを拒否しペンネームを入れさせたという経緯がある。監督・脚本はムラートワ、撮影は、92年にサリー・ポッター監智の「オルランド」を手掛けたアレクセイ・ロジオーノフ。
ネット上の声
- あの人形はジュモー社製
- 不思議な魅力
- 序盤で意識が遠のいてそのままほとんど気を失っていたが廃墟と緑がかってジメジメとし
- 館内がずっと蒸し暑くて、暑いなあクーラーつかないのかなあと苦しみながら寝落ちして
- 製作年1983年
- 製作国ロシア
- 時間83分
- 監督キラ・ムラートワ
- 主演イーゴリ・シャラーポフ