ハンガリー動乱の際、オーストリアに逃れてきた孤児の少年が、ウィーン少年合唱団員となるまでの心温まる物語。監督は戦前「青い木の実」が公開されているマックス・ノイフェルト。脚本は彼自身にカール・ライターが協力した書下しで、撮影は「巨人ゴーレム(1936)」「吼えろ!ヴォルガ」で戦前美しい画調をみせたチェコ映画界出身のヴァクラフ・ヴィッヒがあたった。音楽はハインツ・ノイブラント。主演の少年は「菩提樹」に出演した、「わが青春のマリアンヌ」でデュヴィヴィエに見出されたミハエル・アンデ。その他「会議は踊る」「第三の男」のパウル・ヘルビガー、エリノア・イェンセン、ヨゼフ・エッガー、カール・ベージガー等が出演し、ウィーン少年合唱団が耳に親しい数々の名曲を劇中に合唱する。特にこの映画のため「陽の輝く日」「歌声ひびけば」の二曲が新しく作曲された。製作エドゥアルト・ヘーシュ。
ネット上の声
- ハンガリー動乱の際、オーストリアに逃げてきた孤児の少年がたまたま出会った老人に助
- アヴェマリア合唱とマリア像と母親代わりのマリア、3重マリアでありったけの母性を詰
- ハンガリーから亡命してきた少年が、ウィーン少年合唱団に入る
- 児童文学のようなピュアな映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国ドイツ
- 時間95分
- 監督マックス・ノイフェルト
- 主演ミヒャエル・アンデ