映画という虚構に取り憑かれた女優の分裂する自我。現実と幻想が交錯するサイコ・スリラー。
1970年代、東京。一人の若手女優が、新作映画の主役に抜擢される。彼女が演じるのは、二つの人格を持つ謎めいた女。役作りに没頭するうち、彼女は次第に現実と役柄の境界を見失っていく。鏡の中に映るもう一人の自分。スクリーンの中の虚構が、彼女の日常を侵食し始める。これは演技か、それとも狂気か。フィルムの影に潜む恐怖が、観る者の精神を揺さぶる。前衛的な映像美で描かれる、自己同一性の崩壊の物語。
ネット上の声
- ラストの後ろ姿はあの人?
- 影だけ動いてたら面白いっていう発想から撮られているけど、構想中に色々影について思
- 寺山は光は闇で闇は光みたいなことを言っていたし見ることができないものを見るという
- 影の本心と行動の矛盾 最後の映像制作現場ではあるけど、影と本心が重なってる演出は
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間15分
- 監督---
- 主演新高恵子