ローマの街角。孤独な老風船売りと、夢見る少年との出会いが紡ぐ、ささやかで心温まる奇跡の物語。
1970年代、イタリア・ローマの喧騒の中。街の広場で色とりどりの風船を売る孤独な老人アントニオ。彼の日常は、両親の不和に心を痛める一人の少年との出会いで静かに色づき始める。空に浮かぶ風船に夢と自由を重ねる少年と、彼に自身の過去を映す老人。世代を超えた二人の間に、言葉少なながらも温かい友情が芽生える。しかし、厳しい現実が彼らのささやかな世界に影を落とす。少年を笑顔にするため、老人が人生の最後に起こす、ささやかで美しい奇跡。
ネット上の声
- 『白い風船に乗ってママに逢いに行くんだ』限られた命に涙を浮かべて小さな天使は虹を
- 思い出の映画
- 虹を渡る風船
- 身勝手な親に振り回され、過労で倒れる少年
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国イタリア
- 時間107分
- 監督マリオ・ガリアッツォ
- 主演レナート・チェスティエ