イタリアの総選挙と第一子の誕生。一人の映画監督が直面する公私の大事件を、ユーモアと皮肉を交えて描く半自伝的ドキュメンタリー風コメディ。
映画監督のナンニ・モレッティは、1950年代を舞台にしたミュージカルの準備を進めていた。しかし、イタリアの総選挙が近づくにつれ、政治への関心が抑えきれなくなる。特に、メディア王ベルルスコーニ率いる右派連合の台頭に危機感を覚えた彼は、ミュージカルの企画を中断し、急遽、選挙をテーマにしたドキュメンタリーを撮り始めることを決意。時を同じくして、妻のシルヴィアが妊娠。初めての出産を控えた夫婦の日常と、国の未来を左右する選挙戦が同時進行していく。仕事と私生活の狭間で奮闘する監督の姿を、愛情込めて映し出す。
ネット上の声
- 【ナンニ・モレッティの極私的ドキュメンタリー風作品。子育て、政治に翻弄されても、彼が一番やりたいことは映画製作なのである。】
- ベルルスコーニが選挙に勝った当時のお話
- 政治やら映画制作やら子の誕生やらでてんやわんやになるモレッティ(パッケージに全部
- モレッティが出産前の奥さんのお腹にまだ出てこないでくれって頼んだりあんな映画を観
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間78分
- 監督ナンニ・モレッティ
- 主演ナンニ・モレッティ