一九九〇年ベルリン国際映画祭ヤングフォーラム部門出品作品。八七年十月から八九年四月にかけて、ヴッパダール・ダンスシアターにて公開された内容が撮影されている。野原を歩くコーラス・ガールや雪の中のエンジェル、雨の中のカップル、呼び笛を持った女性、キルトを着たパンク、水中のバレリーナなど、それらの醸し出すイメージをダンスにして表現した。監督は、日本ではすでに「春の祭典」「カフェ・ミュラー」「コンタクトホーフ」「カーネーション」の公演で、多くのファンの支持を得ているピナ・バウシュ。彼女はもともと、演劇とも舞踊ともつかぬ多彩な身体表現を試みる振り付け師で、八〇年代、世界にもっとも影響を与えた人物であったが、今回は初めて監督を受け持つ。
ネット上の声
- シャンタル・アケルマンが5週間ピナを取材したドキュメンタリー、「One day
- ファスビンダー映画に出てくる気狂いモブたちのスピンオフ
- じっとみる映画ではない、動画に近い
- ピナ・バウシュ監督の最高傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国ドイツ,フランス,イギリス
- 時間106分
- 監督ピナ・バウシュ
- 主演メチルド・グロスマン