父を殺され、一家を継いだ緋牡丹のお竜。仁義なきやくざ社会で、女渡世人が見せる意地と度胸。
舞台は明治中期の日本。熊本の矢野組組長の一人娘、お竜。父が殺害され、若くして二代目を襲名する宿命を背負う。父の恩人や兄弟分を訪ねる旅に出たお竜は、旅の先々で、仁義をないがしろにする悪徳やくざたちの非道な行いを目の当たりにする。女であるというだけで侮られながらも、得意の博打と度胸、そして父から受け継いだ義理人情を胸に、巨大な敵に立ち向かう。背中に咲き誇る緋牡丹の刺青と共に、一本のドスを握りしめるお竜。彼女の任侠道が、腐敗したやくざ社会に一筋の光を灯す。
ネット上の声
- 新しい日本へ
- 普段なら凛とした佇まいのお竜さんも、流石に初めての工事現場とあってはそうもいかな
- 川筋者の歴史は現在の九州の自民党政治の問題にも直結するからある意味重要な主題では
- 描写の積み重ねがアンバランスで、期待したほどのカタルシスが得られなかった
ヒューマンドラマ、 緋牡丹博徒
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督小沢茂弘
- 主演藤純子