第二次世界大戦直後、廃墟と化したベルリンで、家族のために生きようともがく12歳の少年の過酷な現実。
1948年、連合軍占領下のベルリン。街は瓦礫の山と化し、人々は飢えと貧困に喘ぐ。12歳の少年エドムントは、病気の父と姉、兄を養うため、闇市での取引や詐欺に手を染め、必死に食料を探す日々。そんな中、彼は元ナチスの教師と再会。その教師から吹き込まれた非情な思想が、純粋な少年の心を蝕んでいく。戦争がもたらした道徳の崩壊と、大人たちの無力さ。絶望的な状況下で、少年が下す悲劇的な決断とは。ネオレアリズモの巨匠が描く、戦争の爪痕。
ネット上の声
- ベルリンを舞台に少年の悲劇を描いたネオレアリズモの厳しさ
- ロベルト・ロッセリーニ戦争三部作完結編!
- 敗戦直後のドイツは日本と似て非!
- 大戦終結直後のドイツ国民の現実
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間75分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演エドムント・メシュケ