第二次大戦下のベンガル。静かな村を襲った人為的な飢饉が、人々の尊厳と社会秩序を静かに蝕んでいく様を描く。
1943年、第二次世界大戦の影が忍び寄るインド・ベンガルの小さな村。尊敬されるバラモンの医師であり教師のガンガチャランは、妻と平穏な日々。しかし、遠い戦争の余波は「飢饉」という形で村を襲う。米が消え、価格は高騰。人々の心から寛容さが失われ、古くからのカースト制度や道徳が崩壊していく。ガンガチャランもまた、知識人としてのプライドと、生きるための現実との間で苦悩。彼が飢えに苦しむ人々、そして妻を守ることができるのか。人間の尊厳が試される極限状況の記録。
ネット上の声
- 遠くから戦争の響きが...
- 感動しました
- 原作は『大地のうた』の3部作と同じビブティブション・ボンドパッダエ(বিভূতি
- 日本軍のインパール作戦が原因で物資が届かなくなった農村での飢餓
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国インド
- 時間101分
- 監督サタジット・レイ
- 主演ショウミットロ・チャテルジー