ドイツの巨匠ヴィム・ヴェンダースが、敬愛する小津安二郎監督の面影を求め、1980年代の東京を彷徨うドキュメンタリー。
映画監督ヴィム・ヴェンダースが、日本が誇る巨匠・小津安二郎の世界を探求するため、1983年の東京を訪れた。パチンコ店、ゴルフ練習場、食品サンプル工場。急速な西洋化と発展を遂げた都市の風景は、小津映画に描かれた静謐な日本の姿とは大きく異なっていた。ヴェンダースは、小津組の俳優・笠智衆や撮影監督・厚田雄春へのインタビューを通して、失われつつある日本の原風景と、小津が撮り続けた「家族」の姿を追い求める。時代と共に移り変わる東京の姿を記録した、映像による思索の旅。
ネット上の声
- 【“小津の映画は国境を越え理解される。”小津監督を敬愛するヴィム・ヴェンダースが1983年の東京の風景を切り取ったドキュメンタリー。笠智衆や厚田雄春撮影監督へのインタビューシーンは特に貴重である。】
- 1983年の東京をヴィム・ヴェンダース監督が切り取ったドキュメンタリー映画です
- ベンダース監督の嗜好と、笠智衆の証言に触れることができる、貴重な一作。
- ヴィム殿小津像をはき違えてますぞ(汗)
ドキュメンタリー
- 製作年1985年
- 製作国ドイツ,アメリカ
- 時間93分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演厚田雄春