21歳の女性の愛と性、仕事と人生観をつづったドラマ。全編がヒロインの独白で、彼女がカメラに語りかける形式をとっており、手持ちカメラやアップの多様による疑似ドキュメンタリー風の演出が効果的。監督は、「テンペスト」「アリア」「ラスト・オブ・イングランド」など、一連のデレク・ジャーマン作品で製作を務めたドン・ボイドで、自身の原案をゾー・ヘラーと共同で脚色。製作は「セックスと嘘とビデオテープ」のコンビ、モーガン・メイソンとジョン・ハーディ。撮影はキース・ゴダード、音楽はマイケル・バークレイ、美術はロジャー・マーレイ・リーチが担当。等身大の女性象をセクシャリズムとウィットに富んだ演技で絶妙に表現した主演は、「リーサル・ウェポン2」「ブロンドの標的」のパッツィ・ケンジット。「戦場の小さな天使たち」のスーザン・ウールドリッジ、「遠すぎた橋」のパトリック・ライカート、『ポッパ』(V)のメイナード・エジアシらが脇を固めている。『サンダンス・フィルム・フェスティバル・イン・トーキョー'91』で上映された後、92年にビデオ化されていたが、これが劇場初公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国アメリカ
- 時間101分
- 監督ドン・ボイド
- 主演パッツィ・ケンジット