旧ソ連ジョージア出身の名匠オタール・イオセリアーニが、フランスのパリに活動拠点を移す以前の、1975年に手がけた長編第3作。のどかな田舎の村を舞台に、都会からやってきた楽団と村人たちの交流を通して、自然と人間とをみずみずしいタッチでとらえた映像叙事詩。
ジョージアのとあるのどかな農村に、首都トビリシから弦楽四重奏団の若者たちが夏合宿にやってくる。村人たちは音楽家の一行に興味津々で、あれこれと接点を持とうとし、音楽家の若者たちも練習をしながら村人たちと交流する。彼らが宿泊する家の娘エドゥキは、幼い弟や妹の面倒を見ながら、音楽家の若者たちの世話もしていた。エドゥキは自由で都会的な若者たちにあこがれ、楽団のチェリストの青年に恋をする。楽団内での仲たがいや隣家とのもめごとなど、いくつかのトラブルが起こりながらも夏は過ぎていき、やがて楽団がトビリシに戻る日がやってくる。
エドゥキ役をイオセリアーニ監督の娘ナナ・イオセリアーニが演じている。
ネット上の声
- 「音楽」と「笑い」に彩られた、ジョージア(グルジア)の農村部の日常を描く田園叙情詩。
- グルジアのとある農村の夏
- 癒しの抒情詩
- 演奏が始まると子供がワラワラ集まってくるとこが良かったし、道を塞ぐ牛と引き返すバ
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ジョージア
- 時間98分
- 監督オタール・イオセリアーニ
- 主演ナナ・イオセリアーニ