18世紀キューバのプランテーション、キリストの最後の晩餐を模した一夜が、偽善と抑圧を暴き出す痛烈な寓話。
18世紀末、聖週間を迎えたキューバのサトウキビプランテーション。敬虔なキリスト教徒を自称する白人の伯爵は、贖罪と信仰の証として、自らが所有する12人の黒人奴隷を食卓に招き、イエス・キリストの「最後の晩餐」を再現しようと試みる。伯爵は奴隷たちの足を洗い、キリストの教えを説き、一時的な解放を約束する。しかし、この奇妙な晩餐会が終わった翌日、奴隷たちが約束の自由を求めると、伯爵の信仰の化けの皮が剥がれ、残酷な現実が牙を剥く。宗教的な偽善と植民地主義の矛盾を、強烈な皮肉と美しい映像で描き出す衝撃作。
ネット上の声
- 働いたら負けなのよね
- 革命以後のキューバを舞台に、ある一族の崩壊を描く
- 革命政権など、いつか倒れる
- 大爆笑の地獄絵図
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国キューバ
- 時間110分
- 監督トマス・グティエレス・アレア
- 主演エンリケ・サンティエステバン