激動のエチオピア。ドイツ留学から帰国した知識人が目にしたのは、独裁政権がもたらした故郷の惨状。失われた記憶とアイデンティティを求める魂の旅路。
1970年代、ドイツ留学からエチオピアに帰国した知識人アンベルベル。彼を待っていたのは、メンギスツ独裁政権による「赤色テロ」が吹き荒れる変わり果てた故郷の姿だった。ある事件で記憶の一部を失った彼は、過去の断片を辿りながら、自らのアイデンティティと祖国の現実に向き合っていく。なぜ故郷はこんな姿になったのか。自分は何者なのか。激動の時代に翻弄されながらも、希望を模索する男の慟哭と再生の物語。
ネット上の声
- エチオピアの激動の現代史が、一人の知識人の人生を通して描かれていて圧巻。知らない歴史の深さに打ちのめされた。
- 映像が詩的で美しかった。話は少し難解だったけど、雰囲気に浸れた。
- うーん、正直よく分からなかった。芸術性が高いのかもしれないけど、自分には合わなかったかな。
- 主人公の慟哭が胸に迫る。日本にいると知ることのないアフリカの現実を垣間見た気がする。
ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国エチオピア,ドイツ,フランス
- 時間140分
- 監督ハイレ・ゲリマ
- 主演アーロン・アレフ