戦争へと突き進む時代、五七五の十七文字に反戦の魂を刻んだ夭折の川柳作家・鶴彬の鮮烈な生涯。
舞台は軍靴の音が響き渡る昭和初期の日本。プロレタリア文学の川柳作家、鶴彬。彼は、世の中の矛盾や戦争へと向かう時代の空気を、痛烈な風刺と人間愛に満ちた川柳で表現。その鋭い作風は、自由な言論を許さない特高警察の厳しい監視と弾圧の対象となる。ペンを武器に、権力に屈することなく、命を削って表現の自由を貫こうとした彼の苦難の道。時代の濁流に飲み込まれながらも、最後まで人間の尊厳を詠い続けた、わずか29年のあまりにも短い人生の軌跡。
ネット上の声
- 主人公の何が描きたかったのか。
- 川柳は文芸ではなく、市井の人たちのなかからわき出てくる疑問や怒り、不安、憤り、よ
- 忘れてはいけない「鶴彬」のことを、伝えてくれる貴重なドキュメンタリー
- たぶん鶴彬が何者か知らない人が圧倒的多数派だと思う
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督神山征二郎
- 主演池上リョヲマ