終戦直後の日本、生きるために全てを捧げるしたたかな女と、過去にすがる惰弱な男。巨匠・新藤兼人が描く、人間の剥き出しの生。
舞台は、敗戦の色濃い混沌とした日本。戦争で全てを失いながらも、たくましく生き抜こうとする女。一方、没落した地主の息子で、プライドばかり高く現実を直視できない男。偶然出会った二人は、奇妙な共同生活を開始。女は男を利用し、男は女に依存することで、かろうじて日々を生きながらえる。彼らの目的は、ただ生きること。しかし、その歪な関係は、貧困と社会の冷たい視線の中で次第に蝕まれていく。強さとは何か、弱さとは何か。極限状態に置かれた男女の魂のぶつかり合いを通して、人間の本質を鋭くえぐる物語。
ネット上の声
- よかよかx6
- 凄まじい勢いの乙羽信子&ヌボーン感溢れまくり殿山泰司の対極夫婦がよかった
- 住川ヨコが歌う作詞:田村孟 作曲:林光のGS歌謡の主題歌「強虫女と弱虫男」
- 気軽に見に来たら乙羽さんの気迫に圧倒されまくった
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子