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ハリウッド映画全盛の香港で、香港映画として初めて興収1億香港ドルを突破し、最終的に1.21億香港ドル(約22億円)の大ヒットを記録した法廷ドラマ。
治安判事ラム・リョンソイは、新しい上司の気分を害したことで職を失ってしまうが、友人の勧めもあり、50代にして新たに法廷弁護士として道を歩み始める。そんなラムがはじめて弁護を担当したのは、とても複雑には見えない単純な児童虐待事件だった。しかし、その事件が思いもよらない展開をみせ、ラムとパートナーの若き女性法廷弁護士のフォン・カークワンは、大きな権力闘争に巻き込まれていく。
「密告・者」「激戦 ハート・オブ・ファイト」などのダンテ・ラム監督作で脚本を手がけてきた脚本家のジャック・ンの初監督作品。主人公ラム・リョンソイを演じたのは、香港の国民的コメディアンで俳優や映画監督としても活躍するダヨ・ウォン。
ネット上の声
- 事件が無ければ依頼人の彼女も“あっち側”だったんじゃないかという気はしなくもない
- 天秤を持ったビーナスが求めるもの それはコモンセンスにおけるイクオリティ
- 法廷モノにハズレは少ない。 無実の人間が無罪になり、悪が裁かれる展...
- 検察官を弁護士に依頼するのが意外とキモだった
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国香港
- 時間133分
- 監督ジャック・ン
- 主演ダヨ・ウォン
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香港で実際に起きたホームレス荷物強制撤去事件を題材にした社会派ヒューマンドラマ。長編デビュー作「トレイシー」で高く評価されたジュン・リー監督がメガホンをとり、再開発の陰に潜むホームレス排除問題を軸に、移民問題や貧困層の薬物問題などさまざまな社会問題を浮き彫りにする。
再開発による高層ビル建設ラッシュに沸く下町・シャムスイポー。刑務所を出て町に戻った麻薬中毒者ファイは、ホームレス仲間たちとともに再び高架下で暮らし始める。ところがある夜、食物環境衛生署の職員が事前通告なしに現れ、ファイたちは家も身分証明書も失ってしまう。彼らは新人ソーシャルワーカーのホーの助けを借り、政府に対し賠償と謝罪を求める裁判を起こすが、和解金を得られることになったところで意見が割れてしまい……。
主人公ファイを「エグザイル 絆」のフランシス・ン、ホームレス仲間の長老ラムじいを「バーニング・ダウン 爆発都市」のツェー・クワンホウ、ソーシャルワーカーのホーを「返校 言葉が消えた日」のセシリア・チョイが演じる。
ネット上の声
- ホームレスに罪はない?ホントに?
- 香港のホームレスの人たちの話
- 新しい香港映画の波の可能性
- いつからだろう、もしかしたら子どもの頃からかもしれないけれど、「香港」に惹かれる
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国香港
- 時間112分
- 監督ジュン・リー
- 主演フランシス・ン
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人間の内に秘めた善と悪の二面性をテーマに描く香港発サイコスリラー。
香港でソーシャルワーカーが家族を虐殺し、自ら出頭するという残忍で不可解な殺人事件が発生した。法医学精神科医のチョイは、生まれつきの特別な能力で、殺人犯の潜在意識から“事件の中の事件”の存在に気づく。果たして、人前では「善人」に見える彼らは、本当に善人なのか。それとも善人を装った悪人なのか……。
出演は「私のプリンス・エドワード」のステフィー・タン、「人生の運転手(ドライバー) 明るい未来に進む路」のフィリップ・キョン、「カウントダウン」のツェー・クワンホウ。アジア各国のスリラー映画を特集する「映画で旅するASIAN THRILLER 特集」にて劇場公開。
ネット上の声
- ストーリーは良くできていると思う。
- 怒涛の5連チャン2本目
- 空想の世界
サスペンス
- 製作年2020年
- 製作国香港
- 時間95分
- 監督グレン・チャン
- 主演ステフィ・タン