旧ソ連ジョージア出身の名匠オタール・イオセリアーニが、フランスの古い城館に暮らす2人の老婦人と、城館の売却を企む隣人や親族の姿を描いたドラマ。
フランス郊外の古い城館に、持ち主であるマリ=アニエスと彼女のいとこが暮らしている。車椅子に乗るマリ=アニエスは城内でピストル射撃に興じ、いとこは町のオーケストラに参加したり弓矢で池の魚を獲ったりと、それぞれのんびりと日々を過ごしていた。一方、隣人である公証人アンリは、彼女たちの城館を日本企業に売却斡旋しようと企む。
イオセリアーニ監督の自宅の近所に住んでいたという老婦人ナルダ・ブランシェが、マリ=アニエスのいとこ役を好演。日本では2004年開催の特集上映「イオセリアーニに乾杯!」で初公開。
ネット上の声
- わたしたちには、わたしたちそれぞれに、日々の生活において簡略化されていく、と言え
- イオセリアーニの映画を観て衝撃を受けないことはないが、本作はなんというか…あのラ
- 古き良きものへの郷愁
- ついさっきまで早稲田松竹にいて、いま、早稲田大学の方角に向かってトボトボ歩いてる
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国フランス,ドイツ,イタリア
- 時間118分
- 監督オタール・イオセリアーニ
- 主演ナルダ・ブランシェ