クラシック界最高の指揮者セルジュ・イオアン・チェリビダッケ(1912~1996)の肖像を描くドキュメンタリー。監督・脚本・編集はチェリビダッケの実の息子であるセルジュ・イオアン・チェリビダーキ(チェリビダッキの本名)。劇中曲の指揮はチェリビダッケ、演奏はミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団。チェリビダッキはフルトヴェングラーと並ぶ今世紀最高の巨匠のひとりで、レコーディングを拒否し、生涯生演奏至上主義を貫いたことで特に知られる。戦後、ベルリンフィルを再建し、フルトヴェングラーを戦犯容疑から晴らし彼の復帰に尽力したが、主義の違いから楽団を離れ、変転の末にミュンヘンフィルおよびミュンヘン市の音楽総監督として迎えられ、巨大な業績を遺した。本作ではパリ郊外の自宅ですごす様子や、後進の指揮者に対して厳しくも懇切丁寧に指導にあたる模様、さらにオーケストラ・リハーサルでの華麗にして力強い指揮の姿などを通して、偉大な指揮者である彼の指揮に賭けた情熱、音楽観、そして人生観などを浮かび上がらせている。
ネット上の声
- 映画はどうでも良いんだけどチェリビダッケが凄い
- Sergiu Celibidache(1912-96)
ドキュメンタリー
- 製作年1996年
- 製作国フランス
- 時間147分
- 監督セルジュ・イオアン・チェリビダッケ
- 主演セルジュ・チェリビダッケ