戦場の日常に迷い込んだ老婆、孫を想う心が見つめる紛争の真実。
第二次チェチェン紛争下のロシア。老婆アレクサンドラは、将校である孫デニスに会うため、軍用列車でチェチェンの駐屯地へ。そこは銃と兵士であふれる男たちの世界。厳格な規律と緊張感が漂う中、彼女は物怖じせず、孫との時間を過ごす。ある日、基地の外の市場へ出かけたアレクサンドラは、言葉も通じない現地のチェチェン人たちと出会う。敵であるはずの人々の日常に触れた彼女の目に映るもの。一人の老婆の旅が、戦争という非日常に静かな波紋を広げる、魂の記録。
ネット上の声
- 戦車の群れの中を歩くおばあちゃんという画だけで、反戦映画として成功しているといえ
- 銃弾が飛ばない戦争映画。だからこそ感動が胸に飛び込む
- 『モレク神』と双璧をなす軍人の芸術的描写
- 静かに「ある日常」を描く秀作!!!
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国ロシア,フランス
- 時間92分
- 監督アレクサンドル・ソクーロフ
- 主演ガリーナ・ヴィシネフスカヤ