イランの荒涼たる塩湖、生きるために蛇を狩る男と孤児の少年。過酷な現実の中に見出す、魂の交流の詩。
舞台は、イランの広大で荒涼とした塩湖地帯。男は離婚した妻への慰謝料を稼ぐため、たった一人で毒蛇を捕獲して生計を立てる。乾ききった大地で孤独に生きる彼のもとに、ある日、母親を探して彷徨う口のきけない少年が現れる。男は少年を追い返そうとするが、少年は彼から離れようとしない。言葉を交わさず、ただ過酷な自然の中で共に過ごす二人。そこには次第に、父子のような静かな絆が芽生え始める。しかし、非情な現実が彼らのささやかな日常に影を落とす。
ネット上の声
- 映画ってビジュアル物なのね
- 監督の意向により字幕なしとの事だがそもそも台詞がほとんど無いので無問題、労働とボ
- 「風のざわめきの中には、いつも一定の音調のようなものがあるという思いは、生まれて
- モチーフはありきたりながら、その状況設定により描かれる世界観が圧倒的な映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間75分
- 監督アボルファズル・ジャリリ
- 主演マームード・ホスラヴィ