東ベルリンの片隅で、自分らしく歌うことを渇望するシンガー。体制に抗う、孤独な魂の叫び。
1970年代、東ベルリン。ロックシンガーのサニーは、その奔放な生き方と妥協しない姿勢で、常に周囲と衝突していた。決められた曲を歌うだけのバンド活動に嫌気がさし、自分の魂で歌う「ソロ活動」を決意。しかし、自由な表現が制限される社会で、彼女の前に立ちはだかるのは、役人の妨害や業界の嫉妬、そして破滅的な恋愛。成功への道は険しく、彼女は次第に心身ともに追い詰められていく。全てを失いかけた時、彼女がマイクを通して叫ぶ歌とは。不器用だが純粋な一人の女性の、鮮烈な生き様。
ネット上の声
- ライザ・ミネリじゃないんだよ!
- 東ドイツのDEFAが製作した作品を観るのは『嘘つきヤコブ』に続いて2作目
- 落ちついた服装に明るめなハイヒールとか窓辺の食事とか素敵すぎる
- DEFA70周年 知られざる東ドイツ映画 特集にて
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国ドイツ
- 時間104分
- 監督コンラート・ヴォルフ
- 主演レナーテ・クレスナー