思春期の息子との別れを予感し、愛情が狂気じみた執着へと変わる母。その痛ましくも美しい、ある親子の夏の終わりの物語。
ソビエト連邦のある海辺の町。翻訳家として自立する母エヴゲーニヤは、思春期の息子サーシャと二人暮らし。しかし、サーシャが別れて暮らす父親のもとへ行くことを決意。その日から、息子の心が離れていく恐怖に駆られた母の愛情は、次第に過剰な干渉とヒステリックな執着へと変貌。穏やかだった日常が崩れ始め、二人の関係は決定的な局面へ。母と子の間に流れる、濃密で息苦しい愛の記録。
ネット上の声
- ロシアのおかんも喧しいなあ~
- 繋がらないカットを連続させて親子の関係性を意識させて、母を長回しで追って執着心を
- 反復するカット、急な激しいパン、手元や関係のないインサート、明らかに音の大きい音
- ついに非英語圏の映画も無理やり日本語字幕なしで観るようになってしまった
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国ウクライナ
- 時間95分
- 監督キラ・ムラートワ
- 主演オレグ・ウラジーミルスキー