「その後の蜂の巣の子供たち」以来久しぶりの清水宏(1)の作品である。やはり蜂の巣の子供たちが主役にはなっているが、前二作とはちがって、古都奈良に戦災をまぬがれて残る古仏・古美術の美しさを味うために、それと子供たちの交流が中心に描かれている所謂、セミ・ドキュメンタリー作品。撮影は古山三郎、音楽は常に清水作品に協力する伊藤宣二。出演者は蜂の巣の子供たち以外に、ほとんど素人の人たちばかりが使われている。
ネット上の声
- 前作に引き続き戦災孤児の少年たちが今度は東大寺界隈で観光ガイドをやって日銭を稼ぎ
- 戦災孤児を引き取って共同生活を送っていた監督の清水宏が、その孤児を役者にして撮っ
- 奈良の仏寺や仏像をさまざまの角度から撮影していて、当時の奈良を知る映像資料として
- 「蜂の巣」第3弾だけど、物語的なつながりはなく、同じ浮浪児が奈良で観光ガイドをし
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督清水宏
- 主演岩本豊