2021年11月に99歳で没した作家で尼僧の瀬戸内寂聴のドキュメンタリー。大正・昭和・平成・令和と4つの時代を生きた瀬戸内寂聴は、駆け落ち、不倫、三角関係など自らの体験を私小説のかたちで発表し、世間からバッシングを受けながらも、作家としての不動の地位を確立した。51歳で出家してからは僧侶と作家の2つの顔を持ち、2020年1月まで毎月一回行っていた法話には全国から人が訪れるなど晩年まで大きな人気を集めた。女性であるということを忘れずに人生を楽しむ彼女の生きざまを通して、不寛容な空気が充満する現代社会において人間の生命力とは何か、いかに生き、老いていけばよいかというヒントを探る。監督は、17年間にわたり瀬戸内寂聴に密着して撮影を続け、2015年に放送されたNHKスペシャル「いのち 瀬戸内寂聴 密着500日」のディレクターも務めた中村裕。
ネット上の声
- 跳ねるようなお声と、真摯だけれど忖度しない物言いがもう漫才みたいで大好きで、瀬戸
- 観ていて自然と顔がほころび、知らず知らずのうちに涙があふれてきた
- 子ども置いて恋に走ったって、不倫したって、“ああ、有難い”ってみーんなこの人のお
- ちょっと怖い、大変だって思う方に進んだ方が良いって色んな人が言うけど真理なんだろ
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督中村裕
- 主演瀬戸内寂聴