癌に侵された作家・井上光晴の壮絶な最期。虚構か真実か、その生き様全てを晒す衝撃のドキュメンタリー。
1990年代初頭の日本。戦後文学を代表する作家・井上光晴は、末期の肝臓癌に侵されていた。自身の壮絶な体験を基にした私小説で知られるが、その経歴には多くの「嘘」がつきまとう謎多き人物。鬼才・原一男監督は、死を目前にしてもなおエネルギッシュに活動を続ける井上に密着。病魔に蝕まれながら最後まで「小説家」であろうとする井上と、その本質を暴こうとする監督のカメラが激しくぶつかり合う。家族や弟子たちとの関係の中で見せる最期の表情。彼の人生は壮大な物語だったのか。
ネット上の声
- シネマテークの最終日は意図的に行きませんでした
- 小説家、井上光晴の晩年を追ったドキュメンタリー
- ひとりの人間の人生をリアルに
- 井上光晴という小説家
ドキュメンタリー
- 製作年1994年
- 製作国日本
- 時間137分
- 監督原一男
- 主演井上光晴[作家]