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日本初登場のブラジルの中堅作家で、これが六本目のウォルター・ヒューゴ・コーリが脚本・監督を担当した風俗映画。撮影はルドルフ・イエセイ、音楽はロゲリオ・デュプラが作曲、ブラジルの人気バンド、ジンボ・トリオが演奏している。出演は「サンタ・バルバラの誓い」のノルマ・ベンゲル、舞台出身のオデッテ・ララ、マリオ・ベンベヌッティ、「ソドムとゴモラ」のガブリエレ・ティンティほか。
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国ブラジル
- 時間90分
- 監督ワルテル・ユーゴ・コーリ
- 主演ノーマ・ベンゲル
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スタッフ・キャストのなじみは薄いが、異色セックス映画を得意とするブラジルが送ってきた、例によってのエロチシズムあふれる推理作品。ネルソン・ロドリゲスの脚本をJ・A・デ・カルヴォルホが演出。音楽はカルロス・リラが担当している。主演は、オデッテ・ララとへセ・バラダオ。リア・ロッシ、フレゴレンテ、アンドレ・ヴィリオン等が脇を固めている。製作はジョフレ・ロドリゲスとへセ・バラダオ。
- 製作年1965年
- 製作国ブラジル
- 時間---分
- 監督J・A・デ・コルヴァルホ
- 主演リア・ロッシ
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軍事独裁政権下の1970年代ブラジルで製作され、ギャング、同性愛者、ドラァグクイーン、娼婦ら社会から疎外された人々の姿を、強烈なサウンドと極彩色の美術で活写したクィア・ギャング映画。
ある時はギャングのボスとして組織を恐怖で支配し、またある時はスウィートな女王として愛されるデビルクイーンは、ある日、お気に入りの男性が警察に追われていることを知り、キャバレーシンガーのイザのヒモであるベレコを身代わりにしようとする。しかし、事態は思わぬ方向へと転がっていく。
ブラジルの伝説的俳優ミルトン・ゴンサルベスが狂気とチャーミングさを同居させたデビルクイーンを怪演し、ボサノバ歌手としても活躍した女優オデッチ・ララがキャバレーシンガー役で出演。1974年・第27回カンヌ国際映画祭に出品されて話題を集め、その後もカルト的人気を博した。製作から50年の節目となる2023年に4Kレストア版が製作され、日本では24年8月に劇場初公開。
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国ブラジル
- 時間100分
- 監督アントニオ・カルロス・ダ・フォントウラ
- 主演ミウトン・ゴンサウヴェス