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殺人犯が潜む夜行列車。見知らぬ男女が偶然同じ寝台個室に。一夜の旅が暴き出す、人間の孤独と疑心暗鬼。
ポーランドの夜行列車。海辺へ向かうその車内で、外科医の男と謎めいた女が、手違いで同じ一等寝台個室に乗り合わせる。ぎこちない空気が流れる中、列車は闇を突き進む。しかし、車内には妻殺しの容疑で追われる殺人犯が紛れ込んでいるという噂が広がり、乗客たちの間に緊張と猜疑心が生まれていく。互いの素性も知らぬまま、一夜を共に過ごす二人。彼らは無事に朝を迎えられるのか。閉鎖空間で描かれる、心理サスペンスの傑作。
ネット上の声
- 運動を剥奪され、陰惨な人間関係に空気が停滞しつつも疾走を続けていた列車の運動すら
- 何気なく5000レビューになるので、「傑作であること確実な本作」を超久しぶりに鑑
- 夜行列車内の人間模様をしっとり描いた文学的な映画
- 『尼僧ヨアンナ』のカヴァレロヴィチ作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国ポーランド
- 時間100分
- 監督イェジー・カヴァレロヴィチ
- 主演ルチーナ・ウィンニッカ
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17世紀ポーランド、悪魔に憑かれた尼僧たち。彼女らを救うべく派遣された神父が直面する、信仰と禁断の愛の狭間。
舞台は17世紀ポーランドの辺境にある修道院。悪魔に憑かれたと噂される尼僧たちの調査のため、若き司祭スリンが派遣される。特に院長ヨアンナは8つもの悪魔に憑依されていた。スリンはヨアンナを救うべく悪魔祓いを試みるが、彼女の苦悩に触れるうち、自らの信仰が揺らぎ、人間的な愛情に目覚めていく。聖職者としての務めと禁断の感情の狭間で葛藤するスリン。彼がヨアンナを救うために下す、衝撃の決断。
ネット上の声
- 幾何学的な様式美で、尼僧院にいる悪魔に憑かれた美しき尼僧・その尼僧の悪魔祓いをし
- 宗教には縁遠くとも抑圧はどこにでもある
- 政治的な隠喩か?それとも?
- 天使の堕落と人間の堕落
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国ポーランド
- 時間108分
- 監督イェジー・カヴァレロヴィチ
- 主演ルチーナ・ウィンニッカ
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イェジー・ザヴィエフスキーの短篇小説を、彼と「影」のイェジー・カワレロウィッチが共同脚色、カワレロウィッチが監督した戦争犠牲者の悲劇。撮影は「水の中のナイフ」のイェジー・リップマン、音楽は「尼僧ヨアンナ」のアダム・ワラチニュスキーが担当した。出演は「尼僧ヨアンナ」のルチーナ・ヴィニエツカ、舞台出身のローランド・グウォワツキー、アンジェイ・シャラフスキーほか。
- 製作年1957年
- 製作国ポーランド
- 時間89分
- 監督イェジー・カヴァレロヴィチ
- 主演ルチーナ・ウィンニッカ