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アレクサンダー・コルダが主催するロンドン・フィルム社作品として我国にもたらされた最初の映画。アンリ・バタイユ作の短編に基きフレデリック・ロンスデールとラヨス・ビロが協力して書卸し、監督にはコルダ自ら当っている。主役は「ロビンソン・クルーソー」以来のダグラス・フェアバンクスが勤め、コルダに発見されたマール・オベロン、「婦人に御給仕」「明日の太陽」のベニタ・ヒューム、マール・オーベロンと共に「ヘンリー八世」に出演したビニー・バーンズ、ジョーン・ガードナー、「永遠の緑」のバリー・マッケイ、メルヴィル・グーパーその他欧州映画界では名を知られた連中が助演している。撮影は「パリ祭」「自由を我等に」のジョルジュ・ペリナール、装置はヴィンセント・コルダが担当。なおアーサー・ウィンペリス作詞、ミッシャ・スポリアンスキー作曲の『ドン・ファン・セレナーデ』が歌われる。
- 製作年1934年
- 製作国イギリス
- 時間80分
- 監督アレクサンダー・コルダ
- 主演ベニタ・ヒューム
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「私と女王様」「黒騎士」のコンラート・ファイトが主演する映画で、リオン・フォイヒトワンガー作の同名小説を映画化したものである。「生ける屍」「肉体の呼ぶ声」のドロシー・ファーナムが改作し、A・R・ローリンソンが脚色して台詞を書き加え、監督には「都会の幻想」「恋愛運動場」のロウター・メンディスが当たり、バーナード・ノウルズが撮影した。助演者には「婦人に御給仕」「豪華船」のベニタ・ヒューム、「南欧横断列車510」のフランク・ヴォスパー及びセドリック・ハードウィック、「空襲と毒瓦欺」のジェラルド・デュモリエ及びエヴァ・ムーア、新人パメラ・オストラー、ジョーン・モード、ポール・グレーツ等である。
- 製作年1934年
- 製作国イギリス
- 時間---分
- 監督ロタール・メンデス
- 主演コンラート・ファイト
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ブリィッシュ・アコースティック会社の録音装置によって製作された英国製発声映画であって「シャーロック・ホームズ」「情熱の海人」等を作った英国著名の監督者モーリス・エルヴェイ氏が監督に当たった。主役を演ずるのは「ピカデリィ」のジェームソンン・トーマス氏とペニタ・ヒューム嬢で他にハンバーストン・ライト氏、ベイシル・ギル氏、ヘンリー・ヴィバート氏等が助演している。(発声版・9巻、無声版・8巻)
- 製作年1929年
- 製作国イギリス
- 時間95分
- 監督モーリス・エルヴィ
- 主演ハンバーストン・ライト