腐った肉が引き金となった水兵の反乱。映画史に刻まれるモンタージュ理論の金字塔、革命の物語。
1905年、帝政ロシア。黒海に浮かぶ戦艦ポチョムキン号の艦内。水兵たちに配給されたのは、ウジの湧いた腐った肉だった。劣悪な環境と非人道的な扱いに耐えかねた水兵たちの怒りが、ついに爆発。反乱の火蓋が切って落とされる。指導者を失いながらも、彼らは艦を掌握し、革命の象徴である赤旗を掲げた。オデッサ港に入港した彼らを、民衆は熱狂的に支持。しかし、それも束の間、政府軍の無慈悲な弾圧が始まる。「オデッサの階段」として知られる、映画史上最も有名な虐殺シーン。果たして、水兵たちと民衆の運命は。
ネット上の声
- 淀川長治氏が黄金狂時代と同格の傑作と表するに納得
- 映像編集に意味を与えることで生まれた奇跡
- 映画史的には価値あるのでしょうが・・・
- シーンごとカットごとの比類なき力強さ
ヒューマンドラマ
- 製作年1925年
- 製作国ソ連
- 時間66分
- 監督セルゲイ・M・エイゼンシュテイン
- 主演アレクサンドル・アントノーフ