無関係な人々、断片的な日常。一つの銃声が、彼らの孤独な運命を繋ぐ、ミヒャエル・ハネケの衝撃作。
1993年、冬のウィーン。ニュース映像のように断片的に映し出される、複数の人々の日常。故郷を逃れ、路上で物乞いをするルーマニアからの不法移民の少年。誰にも心を開けない孤独な大学生。子供を授かれず、養子を迎えようとする夫婦。妻に先立たれ、娘とも疎遠な老人。彼らの人生に接点はなく、それぞれが都会の喧騒の中で言いようのない孤独と不安を抱えながら生活。物語は淡々と、彼らの意味のない行動の断片を記録。そしてクリスマスイブの日、ある銀行で起きた一つの些細な出来事をきっかけに、一人の青年が銃を乱射。無関係だったはずの彼らの運命が、一瞬にして交錯する衝撃の瞬間。
ネット上の声
- 断片で全てを理解することの不完全性
- 「セブンスコンチネント」の系譜
- ミヒャエル・ハネケ監督🎥
- 【Cの助とJ太郎】其の六
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国オーストリア,ドイツ
- 時間95分
- 監督ミヒャエル・ハネケ
- 主演ガブリエル・コスミン・ウルデス