雪に閉ざされた極寒の地、父の死と向き合う息子。静寂と死の匂いが支配する、魂の浄化を巡る数日間。
シベリアの極寒の町。一人の青年が、父の訃報を受けて故郷に戻ってくる。アパートの一室に横たわる父の亡骸。彼は、役所の手続き、棺の準備、埋葬まで、たった一人で父の死後の処理を進めなければならない。しかし、官僚的な手続きは進まず、周囲の無関心と極寒の自然が彼を打ちのめす。言葉少なに、ただ黙々と父を送るための儀式をこなす青年。死という絶対的な現実を前に、彼は何を思うのか。ソクーロフ監督が、ざらついたモノクロームの映像と圧倒的な静寂で描く、生と死の境界線を彷徨う魂の記録。
ネット上の声
- 「この映画は今のソ連を象徴する」という監督自身のコメントを聞くまでもなく、あらゆ
- 2005年にペドロ・コスタが映画美学校で、ということは私が今いる場所の階下で、ハ
- 退色が進んでいて、、、、ソクーロフの作品がこないに変色していると、さすがに持ち味
- なぜこんなに惹きつけられる?あ、ASMRか!っと思った瞬間から脳のスイッチが完全
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国ロシア
- 時間93分
- 監督アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
- 主演ピョートル・アレクサンドロフ