ホロコーストに加担した元ナチス親衛隊中佐アドルフ・アイヒマンの裁判をとらえたドキュメンタリー。1961年4月11日、ユダヤ人国家イスラエルの法廷で開始されたアイヒマン裁判は、イスラエル政府の意向により一部始終が撮影・録音され、全世界37カ国で放映されたと言われている。ハンナ・アーレントによる同裁判の傍聴記「イェルサレムのアイヒマン 悪の陳腐さについての報告」に感銘を受けたイスラエルの反体制派映像作家エイアル・シバンと「国境なき医師団」元総裁のロニー・ブローマンが、約350時間にも及ぶ記録素材をもとに再構成。アイヒマンの“専門家”としての顔を明らかにすると共に、「自分は上司の命令に従っただけ」と主張する小役人の肖像を徹底したリアリズムで描き切ることで、アーレントが説いた“悪の凡庸さ”の実像を浮かび上がらせていく。
ネット上の声
- いつかは観たいと思っていた裁判ドキュメンタリー‼️
- 振り上げた拳は何処かに打ち降ろすしかない
- ハンナアーレントとセットで。
- 深く考えさせる
ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国フランス,ドイツ,ベルギー,オーストリア,イスラエル
- 時間128分
- 監督エイアル・シヴァン
- 主演アドルフ・アイヒマン