「私は命令に従っただけだ」ホロコーストの設計者、アドルフ・アイヒマン。実際の裁判記録映像が暴き出す、巨大な悪を支えた凡庸な官僚の恐るべき実像。
1961年、イスラエルのエルサレム。ナチスによるユダヤ人大量虐殺の責任者の一人、アドルフ・アイヒマンの裁判。本作は、その裁判の記録映像のみで構成されたドキュメンタリー。数百万人の命を奪う計画を効率的に実行した男は、法廷で自らを怪物ではなく、上官の命令に忠実だっただけの平凡な役人だと主張する。思考を停止し、組織の歯車として巨大な悪に加担した「凡庸な悪」の姿。歴史的な裁判の記録は、現代に生きる我々に組織と個人の責任を鋭く問いかける。
ネット上の声
- いつかは観たいと思っていた裁判ドキュメンタリー‼️
- 振り上げた拳は何処かに打ち降ろすしかない
- ハンナアーレントとセットで。
- 軍事法廷は「裁判」ではない
ドキュメンタリー
- 製作年1999年
- 製作国フランス,ドイツ,ベルギー,オーストリア,イスラエル
- 時間128分
- 監督エイアル・シヴァン
- 主演アドルフ・アイヒマン