夢と現実が交錯する劇場の裏側で、一人の青年が芸術と人生の真実に直面する社会派ドラマ。
舞台は1970年代のポーランド。オペラ劇場の舞台裏で働く純粋な青年ロメク。彼は、華やかな舞台を支える仕事に誇りを持ち、芸術の世界に憧れを抱く。しかし、理想とは裏腹に、そこは嫉妬や利権が渦巻く人間関係の縮図。同僚との対立、芸術家たちのエゴ、そして理不尽な現実。ある事件をきっかけに、彼は自身の信じる「正しさ」と、生き抜くための「妥協」との間で激しく葛藤。夢見た世界で青年が目の当たりにする、ほろ苦い社会の現実。
ネット上の声
- スタイルの確立
- 舞台演劇の持つ魔力とその魔力に魅せられれば魅せられるほどに絶望してしまうような舞
- 激しい絶望や理不尽と言うほどではないが、少年が大人の汚さを覚えるには相応な衝撃で
- 表舞台に立ってる人が面倒くて裏方の方が熱意もってるのはどの業界もありそう
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ポーランド
- 時間67分
- 監督クシシュトフ・キエシロフスキー
- 主演ユリウシュ・マフルスキ